仕事ってなんだろ

「仕事とは、人生の目的を達成するために、あなたが選んだ社会の役割」



実務実習認定指導薬剤師の養成講座のビデオ学習で観たことがあるかもしれないけども、人生には大きな目的が3つあるという話しを聞いたことがあるかな?

その3つとは、

「自分の才能を最大限に発揮する」
「仲間達と出会う」
「後進を育てる」

この3つだ。

「自分の才能を最大限に発揮する」というのは、ある程度分かると思うが、自分がやりたいことや、才能があることを十分に発揮して人生を豊かに楽しんで生きていくことだ。それはどんな分野でも、何歳になっていても構わない。いつでも自分の可能性を引き出し続けることで人生はすばらしいものになるということだ。

「仲間達と出会う」ということについて。今まで生きてきて、それなりにいろんな人たちに出会ってると思う。この仲間というのは、友達という意味だけではない。「同じ世代を生きている人たち」という意味で解釈して欲しい。それが、共に生きていく仲間だ。60歳、70歳年上でも、生まれたての赤ちゃんでも、それは仲間になる。

その中でも、自分の人生に直接的にかかわってくる仲間達とは、より深く人生をすごすことになる。そういった仲間達にできる限り多く出会っていくことは人生を豊かにする。

「後進を育てる」について。これには自分の子どもや、仕事の後輩、または次の世代といった意味が含まれる。そう、人生での大事な目的のひとつは、次の世代への橋渡しをするということ。

理系の人間ならば、ひとつの研究が何年もかかって世代を超えて引き継がれていくことは知っているだろう。そういうことなんだ。


さあ、以上の3つの目的を達成するために、逆算をしていく。
つまり、目的を達成するためには、社会的な役割を担う必要があるわけだ。
その社会をよりよくすることが、目的達成のために必要であるからだ。

それが仕事なんだ。

この社会を運営していくのに、誰かが何かの役割を果たさねばならない。
その役割を果たしながら、自分の人生の目的を達成していく。

君達は、その数ある社会の役割(仕事)の中で、「薬剤師」という役割を選んだということになる。

そして、その薬剤師という仕事で人生の目的を達成しようとするならば、薬剤師としてエキスパートにならなければならない。それが社会のためでもあり、自分の人生の目的でもある。

そのエキスパートになるために、その一助となるために、システムが変わった。

薬学部が6年制になり、実務実習ができた。
そして、私達指導薬剤師が養成され、モデルコアカリキュラムというものが作られた。

コアカリをきっちり理解して実務実習を行う。

6年制薬剤師であるゆえの、広い知見を持つことができる。

薬剤師として立派に社会の役割を担う。

人生の目的を達成。


ということになる。